肉離れ｜淵野辺駅北口接骨院

肉離れとは、筋肉が断裂してしまう怪我のことで、特に太ももやふくらはぎの筋肉が切れたり裂けたりすることによって炎症を引き起こします。その結果、患部が腫れ、激しい痛みを感じることが多いです。

成長期のお子さまが肉離れになってしまった場合は、特に早期の回復を目指すことが重要です。なぜなら、痛みを我慢していると、その痛みに反応して筋肉が硬くなり、体の歪みを引き起こしてしまう可能性があるからです。

また、成長期には筋肉と骨の付着部にけん引ストレスがかかり、剥離骨折を起こすことがあります。骨の付着部が柔らかいため、筋肉の強い力で引っ張られることで骨ごと引き離されてしまうことがあるのです。そのため、早急な検査と診断が重要になります。

肉離れの症状の現れ方は、年齢や筋肉の状態によって異なります。

成長期の若い方やスポーツ選手の場合、大腿二頭筋（太ももの後ろ側にある筋肉）や大腿四頭筋（太ももの前側にある筋肉）、ハムストリングス（太ももの筋肉）などで肉離れが起こりやすいです。一方で、中高年になると腓腹筋（ふくらはぎの筋肉）の肉離れが多くみられます。

特に、ふくらはぎの肉離れはテニスなどのスポーツ中に起こりやすい傾向があります。ボールに素早く反応し、瞬発的に動いた際に、収縮していた筋肉が急激に伸ばされることで筋繊維が避けてしまう場合があります。この結果、強い痛みを感じることが多いです。

肉離れが起こる原因としては、急なダッシュやジャンプなどで筋肉に急激な負荷がかかった際に、筋肉がその動作に対応できない場合に起こりやすいです。その結果、筋肉の一部が切れたり裂けたりしてしまうことが多いです。

また、スポーツ中だけでなく、筋肉が疲れていたり弱っていたり、硬くなっている場合には、軽い運動や何気ない動作でも肉離れを起こすことがあります。

日頃からストレッチや軽い運動を習慣的に行い、筋肉を柔軟な状態に保つことが、肉離れを予防するためには非常に大切です。

肉離れを放置すると、筋肉の柔軟性が低下したり、筋力が衰えることで運動機能が低下する可能性があります。

また、血種や瘢痕組織と呼ばれるあざや腫れが残存し、しこりやツッパリ感といった後遺症が残ることがあります。

さらに、硬くなった筋肉が周囲の筋肉にも影響を与え、筋肉全体が硬くなってしまい、肉離れを繰り返しやすくなる場合があります。

また、痛みをかばいながら体を動かすことで、代償動作が生じ、体に不自然な癖がついてしまうことがあります。その結果、体や骨格の歪みや、怪我をしやすい状態を引き起こすなど、さまざまなデメリットが生じることがあります。

当院の施術方法としては、肉離れの時期によってさまざまな施術方法を用意しています。

急性期といわれる痛みが強い時期や熱がある時期には、まずは痛みを和らげることを目的にアイシングで冷やし、炎症反応の軽減を図ります。また、超音波を用いて痛みの抑制を目指す施術も行います。

さらに、肉離れの痛みが落ち着いてきても体の硬さが残ることが多いため、急性期を過ぎた後は、指圧や鍼などの施術で筋肉の緊張を緩めます。そのうえで、再発予防のために柔軟性を確保する目的で、医師監修の筋膜ストレッチや運動療法を取り入れた施術を行い、再発しにくい体づくりをサポートさせていただきます。

肉離れを軽減していくうえでのポイントとしては、まず筋肉の硬さを取り、柔らかくすることが重要です。そのためには、マッサージやストレッチなどを取り入れて柔軟性を回復させていくことが大切です。

また、長年肉離れを繰り返してしまう方は、体の癖や歪みが強く出ているケースが多く見られます。この場合、体の歪みをリセットするために、全身骨格矯正やヨガ、ピラティスなどの方法が効果が期待できます。

さらに、運動前や運動後のケアはもちろんのこと、入浴後や就寝前にストレッチを行い、筋肉や関節周囲の可動域の軽減や柔軟性の向上を目指すことも、肉離れを再発させないために大切です。これらの日々の継続的なケアがとても重要になります。