悩みタイトル

息をするだけで背中が痛くなった。
胸を張ることができない
腰よりも上のところに痛みがある。
背中を捻ると痛みが走る
前かがみができない

このような症状でお悩みの方は、『ぎっくり背中』かもしれません。

ぎっくり背中に対する当院の考え

ぎっくり背中は腰よりも上の範囲にあり、背中には上部、中部、下部の領域があります。
それぞれの部位で原因は異なりますが、肩関節が主な関連部位となります。

肩関節には背中にもつながる筋肉、筋膜、神経が存在し、姿勢の悪さや肩への負担が原因で、背中の中間地点に緊張が生じ、炎症を引き起こす可能性があります。

当院では、ぎっくり背中の回復と予防に向けて、肩関節と背骨の状態を確認することに重点を置いて施術を行っています。
また、足に向かう坐骨神経は位置が全く異なりますが、背中の問題を引き起こす可能性があります。

ぎっくり背中を放っておくとどうなるのか

ぎっくり背中を放置すると、背中に痛みが生じる可能性がありますので、なるべく早めの対処がおすすめです。
その理由は様々ですが、最悪の場合には急性膵炎や腎臓病、胃腸の病気など、深刻な状態に進行する可能性もございます。

痛みが強くても、炎症部位を放置すると周囲の組織にも影響が及び、他の箇所にも痛みが広がることがあります。
ですので、痛みを感じたらできるだけ早く医療機関に相談したり、専門家の意見を仰いだりすることが大切です。
骨の変形などの重大な問題を避けるためにも、早期の施術を受けることをおすすめいたします。

ぎっくり背中の軽減方法

ぎっくり背中は急性期の状態ですと、背中や背筋を伸ばすことすらままなりませんので、まずは背中の痛む部位と関連のある部位からの施術を行っていきます。

神経なのか、筋肉なのかを検査していき、どの施術が適切なのかを見極めます。
特に急性期の場合は、まずは安静ということですが、どの姿勢でも安静にできない場合は、立ったままの施術でも対応することが可能です。

また、日常生活では無理に動かさず、できる範囲の行動で生活を心がけてください。
冷やした方が良いという認識を持たれる方もいらっしゃいますが、あまりに冷やしすぎると症状の反動が激しいため、保温をすることをおすすめいたします。

施術を受けるとどう楽になるのか

鍼灸施術を受けることにより、呼吸をする度に反応していた筋肉もほぐれ、神経痛は流れが良くなるために痛みが軽減しやすくなります。
多くの方が即座の回復を望まれますが、鍼灸は中でも非常に迅速な効果が期待できます。

この効果は反射療法と関連しており、鍼灸によって反射的な反応を引き起こすことで、現在の痛みに効果が期待できます。
数日経過すると痛みが緩和され、痛みの原因が姿勢に関連している場合は、姿勢の調整を行うことで再発を防ぐ効果も期待できますので、お気軽にご相談ください。

軽減するために必要な施術頻度は?

鍼灸施術の頻度としては、毎日の施術が効果的だと考えます。
急な痛みがある場合、1週間後まで待ってから施術を行うと治りが遅くなることが多いですので、できる限り短い期間での施術を行うことが再発防止につながります。

痛みが軽減した後は、予防策として姿勢矯正を受けるか、鍼灸施術を1週間に1回または1カ月に1回の定期健診として受けていただくことをお勧めいたします。
施術についてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください!