野球肩・野球肘｜淵野辺駅北口接骨院

野球肩は、肩周囲の筋肉や腱板に過度な負担がかかることによって生じる障害です。肩周囲の筋肉には、回旋筋群（棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋）や三角筋、肩甲骨を安定させる筋肉（僧帽筋、広背筋、菱形筋）などがあります。特に回旋筋群は肩の動きにおいて重要な役割を担い、投球時には肩を安定させるために大きな負荷がかかります。繰り返し投球動作を行うことで、これらの筋肉が疲労し、腱板損傷や炎症が起こることがあります。

野球肩の予防には、これらの筋肉をバランスよく鍛えることが重要です。回旋筋群を強化するトレーニングや肩甲骨の安定性を高めるエクササイズは、肩の負担を軽減が期待できます。また、肩の柔軟性を保つためにストレッチも欠かせません。過度な負担を避けるためには、適切な投球フォームと十分な休養も大切です。

野球肩・野球肘の症状は、主に肩の痛みや不快感として現れます。最初は投球後や運動後に軽い痛みを感じることが多く、肩の前部や外側に違和感を覚えることが一般的です。症状が進行すると、肩を動かす際に痛みが増し、特に腕を上げたり後ろに引いたりすると痛みが強くなることがあります。投球動作を繰り返すことで、痛みが日常生活にも影響を及ぼし、肩を使わなくても安静時に痛みを感じることもあります。

また、肩の可動域が制限され、腕を完全に伸ばすことや肩を回す動作に支障をきたすことがあります。腱板損傷や肩甲下筋の炎症が進むと、肩を安定させる筋力が低下し、肩に脱力感を覚えることもあります。痛みが続くと、筋肉の硬直やこわばりが生じ、投球フォームや肩の動きに影響を及ぼすため、早期に適切な施術や対応を行うことが重要です。

野球肩・野球肘の原因には、投球動作以外にもいくつかの要因があります。まず、筋力の不均衡が挙げられます。肩や肘の周りの筋肉が十分に強化されていない場合、投球時に不安定になり、関節に余分な負担がかかります。特に肩甲骨周辺や回旋筋群の筋力が弱いと、投球動作が不安定になり、肩や肘を痛めやすくなります。

また、投球の回数や強度も重要な要因です。過度な練習や投球回数が多い場合、休息が不足し、筋肉や関節が十分に回復しないまま再び負担をかけることになります。このような繰り返しの負荷が、慢性的な痛みや障害を引き起こす可能性があります。

さらに、年齢や成長の進行具合も影響します。成長期の選手は骨や軟部組織が発達途中であり、過度な負荷が関節や筋肉に深刻なダメージを与えることがあります。適切なトレーニングと監督の下でのプレーが求められます。

野球肩・野球肘を放置すると、投球動作における痛みが慢性化し、プレーへの意欲や集中力が低下することがあります。
痛みが続くことで、選手は無意識のうちに回避的な動作を取るようになり、フォームの不良や動作の非効率性を引き起こします。これにより、パフォーマンスが低下し、試合や練習での活躍に影響が出ることがあります。

また、痛みを我慢してプレーを続けると、心理的なストレスも溜まり、ケガの回復が遅れるだけでなく、精神的にも疲弊してしまうことがあります。最終的に、これらの積み重ねが選手生活の長期的なリスクを高め、リハビリや手術が必要になる状況に追い込まれる可能性もあります。

早期に適切な施術や休養を取ることで回復が早まり、長期的なケガを防ぐことができるため、痛みを感じた段階で専門医や接骨院等に相談し、無理をせずに対処することが重要です。

当院での野球肩・野球肘に対する施術内容

1.指圧・ストレッチ
・肩や肘周辺の筋肉の緊張をほぐし、柔軟性を高める
・投球動作をスムーズにし、可動域を改善

2.関節調整（矯正）
・関節のズレや歪みを整え、動きや安定性を回復
・投球時の負担を軽減し、正常な動作をサポート

3.鍼施術
・筋肉や関節周囲のツボを刺激し、血流を促進
・炎症を抑え、自然治癒力を高める
・慢性的な痛みや疲労回復に効果的

4.テーピング
・関節や筋肉の動きをサポート
・投球時の負担を軽減し、ケガの再発防止に役立つ

1.早期の対応
・痛みを感じたらすぐに専門家に相談
・早期対処で症状の悪化を防ぐ

2.無理をしない
・痛みがある状態でプレーを続けない
・十分な休息をとり、回復を優先

3.筋力強化とリハビリ
・肩や肘周囲の筋力を段階的に強化
・回旋筋群や肩甲骨周辺を鍛えることで再発予防

4.フォームの見直し
・投球フォームをチェック・改善
・不自然な負担を減らし、スムーズな動きを実現

5.柔軟性の向上
・肩や肘のストレッチで可動域を広げる
・柔軟性を保つことでケガのリスクを低減

6.定期的なチェックとメンテナンス
・完治後も定期的に体の状態を確認
・メンテナンスで再発防止と健康維持